どうも、ひげくまです。2021年冬アニメは何が覇権握るかな〜なんて思ってたら意外なのがヒットし始めましたね…
それが「PUI PUI モルカー」
モルモットにタイヤみたいな足が付いたフェルト製のぬいぐるみが活躍する2分半ほどのストップモーション(コマ撮り)アニメです。
(一見)ほのぼのした内容(ほのぼのしてるとは言っていない)と放送時間も朝の7時半〜といかにも子供向けアニメのはずが大人のアニメファンからじわじわと支持を伸ばしているんですねコレが。
何故大きなお友達に人気が出たのかというアニメ的な考察は他の方に任せておいて、今回は「モルカー」を通して世の中の人々が「これからのクルマ」に何を求めているのかを考えてみたいと思います。
モルカーは次世代のクルマ像を表していた!?
劇中のモルカーの特徴としては
・①持ち主や周りのモルカーと簡単な意志疎通ができる
・②自律行動可能(恐らく目的地まで単独行動可能)
・③個体間で相互にコミュニケーションを取って集団行動ができる
・④もふもふ柔らかい安全ボディ 飼い主がアクセサリーを付けて個性をつけることもできる
こうして並べてみると100%ファンタジー世界といえど次世代のパーソナルモビリティとして意外に説得力がある構成に思えますね!
特に①はAIによるユーザーインターフェースの進化やパーソナライズ、②は言わずもがな自動運転技術とまさに次世代モビリティの核ともいえる今もっとも「アツい」分野です。モルカーは各社が作ろうとしている「未来のクルマ」にかなり近いキャラクターと言えるのではないでしょうか。
「次世代モビリティ」というとどうしてもお堅い感じで、どこか別世界のことのように感じてしまいがちですが、このような形で意図せずして示された「未来のクルマ像」が車好きもそうでない層にも好意的に受け取られているのは非常に興味深い事実です。
実はけっこういる!?モルカーっぽいクルマたち!
さて、実は過去にはそんなモルカーたちに近い特徴を持つコンセプトカーが色々と発表されてきました。今回はそんなクルマたちを3種類ご紹介しようと思います♪
モルカーっぽい車その1 トヨタ pod
トヨタ pod(ポッド)は2001年の東京モーターショーで御披露目されたトヨタ自動車のコンセプトカーです。
podはトヨタ自動車とSONYによる共同開発車で、2000年前後にブームとなったいわゆる「異業種コラボ企画」の一種といえます♪(え?WILL?知らんなぁ…)
podの最大の特徴は何と言っても「感情表現できるクルマ」だということ!
どういうことかというと、「元気・怒り・眠い・怖い・ウインク」といった5種類の感情を、その時の状況に合わせてpodが外に向けて表現することが出来るのです。
ボディ表面の黒く見える線は感情の種類によってイルミネーションが各色に発光し、いわゆる「顔色」を表現します。また丸型のヘッドライト内部にも表情を作ることのできる目蓋があったり、ボディ後部に付いているアンテナは尻尾のようにふりふりしたりと非常にユニークかつ動物的なギミックが仕込んであります♪
これらのギミックにはSONYが当時販売していたイヌ型ペットロボット「AIBO」のノウハウが活かされています。
続きます。↓
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